テスラ、フォードとGMから30億ドルの増額を設定

(ブルームバーグ) -- パイパー・サンドラー・アンド・カンパニーによると、テスラ社は、フォード・モーター社やゼネラル・モーターズ社との契約により、自社の電気自動車に同社の充電ネットワークを利用してもらい、2030年までに最大30億ドルの収益をもたらす見込みだという。

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イーロン・マスク率いる電気自動車会社は木曜日、GMのメアリー・バーラ最高経営責任者（CEO）とともにツイッター・スペースの音声チャットで最新の契約を発表した。マスク氏が昨年末にツイッター社の買収を完了して以来、バーラ氏がソーシャルメディアサイトに登場するのは初めてだ。フォードのジム・ファーリー最高経営責任者（CEO）は5月に同様の取り決めでテスラとの契約を発表した。

今回の合意により、テスラの充電モデルが米国最大手の自動車メーカーの間で米国の標準となることになり、競合他社にはCCSとして知られる主要な競合標準を廃止するよう圧力がかかることになる。

パイパー・サンドラーのアナリスト、アレックス・ポッター氏は金曜のリサーチノートで、「他のブランドもこのコンソーシアムに参加せざるを得なくなり、事実上、EV充電の好ましいアプローチとしてテスラの『北米充電標準』が確立されることになるだろう」と述べた。

収益の詳細は両社から発表されていないが、パイパー・サンドラー氏は、テスラは非テスラ所有者だけからの充電収入を2030年までに30億ドル以上、2032年までに54億ドル以上増やす可能性があると見積もっている。

金曜日のニューヨーク市場でテスラの株価は午後２時時点で５．３％上昇した。 GMは1.4％上昇した。

すでに年間800億ドルを超える収益を誇るテスラにとって、この充電の棚ぼたはそれほど大きなものではないかもしれない。また、テスラにとっては、過去5年間に規制クレジットの販売によってもたらされた58億ドルの収益ほど儲かるわけではないが、それでも同社にとってはプラスになるだろう。

テスラの米国の競合他社も、EV競争で追いつこうとしている。 GMとフォードが自社のEVプログラムは採算が合わず、少なくともあと1年は継続しないと述べている現在、さらなる収益をもたらすことは同社の勢いをさらに高めることにしかならない。

テスラとGMの契約のニュースを受けて、競合する充電会社は下落した。最近、充電ステーションの増設に向けてＧＭと提携したばかりのＥＶゴーは、ニューヨーク市場で午後２時の時点で１４％下落した。チャージポイント・ホールディングスは１３％下落した。

続きを読む: ChargePoint、EV充電器株はGM、Tesla Pactの影響で下落

これらの企業は現在、1,800か所に約2万台の急速充電器を備えているテスラと直接競合する可能性がある。現在、GM のドライバーは北米で 13,000 台の DC 急速充電器を利用できます。フォードとGMのオーナーは、契約の一環としてテスラのスーパーチャージャー1万2000台を利用できるようになる。

カリフォルニア大学デービス校の電気自動車研究センター所長ギル・タル氏は、ネットワークの信頼性が向上したため、テスラは当初より多くのビジネスを獲得できるかもしれないと述べた。 JDパワーの最近の調査では、テスラの充電ネットワークが競合他社の中で最も信頼できることが判明した。

「テスラは充電ネットワークに巨額の投資を行ってきた」とタル氏はインタビューで語った。「彼らにはこれでビジネスを起こすチャンスが十分にある。フォードとGMがこの件で注目しているのは、充電器の数ではなく、充電器の信頼性だ。」

(テスラの財務データと追加の詳細を 7 番目の段落から追加)

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